巻物

どんよりした月曜の日没はゆっくりと

月と山と幻を酔いながら

アナタが思う「悲しみ」と、大多数の人が思っている「100%ジュース」は、もしかしたら全然違ってるかも。そうやって考えると、なんだか不思議な感じがする。

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一生懸命口笛を吹く兄弟とオレ

本を読むのは域外の一つだけど全ての本が好きなわけではない。
江國香織さんの文章に凄く惹かれる。
もう長いこと同じ作品を読んでいる状態だ。
登場人物の梨果は、8年付き合った恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、その原因である華子とルームシェアするようになるという奇抜な話だ。
ラストは驚きが大きく大胆な形だととれるが、最後まで読んだうえで振り返ると「確かに、そうなるかもしれないな」というのを匂わせている。
それに、江國香織は、ワードチョイスや登場するミュージック、物など、センスが良い。
ミリンダが出てくるとミリンダが飲みたくなるように書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といった音楽が出ればついCDをかけてしまう。
物の表現の方法が得意なのだろう。
それ以外も、ピンクグレープフルーツそっくりの月、というワードがどこから飛び出してくるのだろう。
表現に魅力を感じ、夜中に何度も同じ江國香織の本を読んでしまう。
好きな作家さんの本との夜遅くの時間が夜更かしの原因かもしれない。

具合悪そうに自転車をこぐ姉妹と月夜
家の庭でハンモックに寝転がり、気持ちの良いそよ風に身を任せていた、休日の夕暮れの事。
頭上には一番星が光り始めていた。少年は、家の猫が「シャギャァッ!」という大きな声にビックリして、ハンモックから逆さまに落ちてしまった。
よく観察するとネコはヘビと対峙し、歯をむき出して吠えながら威嚇していた。
蛇はそんなには大きくなくて、毒ももっていない種類のようだったので、少年は木の枝で追い払い、猫を抱っこして再度ハンモックに寝転がった。
少年は、ネコの頭を撫ぜてやりつつお腹の上で寝かしつけ、気持ち良さそうにゴロゴロと鳴くネコを眺めた。

じめじめした大安の朝は散歩を

「嫌われ松の子一生」という番組が放送されていましたが、好きだった方もいたと思います。
わたしは、連ドラは見ていなかったのですが、中谷美紀の主演でシネマがクランクインされたときに、見に行きました。
考えます。
松子は容量が悪いからでもありますが難しい立場にて生活しながらも、自分は不幸だと思いません。
周りから見ると、かわいそうかもしれないけれど明るい未来を想像しています。
幸せになることに関して、貪欲なんです。
とても魅力を感じました。
自分も幸せになりたいのに、そうなると幸せになる権利はないような気がする。
などという、謎の状態に陥っていた悩みを抱えていた私は映画の間、明るくなりました。
とても、面白い映画なので、一押しです。
あと、中谷さんは、音楽教師でも、風俗嬢でも、美容師を演じても、何をしても綺麗でした。

勢いで熱弁する彼女と壊れた自動販売機
憧れている寒い国、ロシアに、必ずいつか旅したいと思う。
英語のクラスに行き詰った時、ロシア語を少しだけ学んでみようかと思ったことがある。
けれども、立ち読みしたロシア語のテキストを見て一日で辞めることにした。
verbの活用の種類が突き抜けてややこしかったのと、会話のあの巻き舌だ。
観光目的でズブロッカとオリビエを楽しみに向かいたいと思う。

息絶え絶えでダンスする母さんとあられ雲

アパレル屋さんって大変・・・など思うのは私だけだろうか。
毎日、徹底的に着飾らないと店のイメージにつながる。
私なんて、外で仕事する時はスーツを着ればOKだし、メイクもシンプルでOKとされる。
お出かけの時は、自分で満足する格好をすればいいし、自宅で何かをするときはワンピース一枚で問題ない。
このことから、おそらく、服を売るなんて商売には、向いていない。
服を選んでいると、店員さんが近寄ってきて流行やコーディネイトを教えてくれる。
毎回それに緊張してしまい、買わずに逃げ出してしまう。
こういった部分も、店員さんって大変と思う事の大きい理由の一つだ。

そよ風の吹く木曜の日没はビールを
2年前、体調が悪い上に、食生活と、睡眠の中身が悪かったので、口内炎が多発した。
このままじゃヤダと考え、食生活を意識し、体に役立つ事をしようとリサーチした。
根強く勧められたのが、ニチレイアセロラジュースだ。
今でも毎朝飲んでいる。
れもんよりもビタミンが豊富に含まれていると言う話だった。
健康的な体と美は何と言っても食事からつくられるのかもしれない。

雪の降る金曜の明け方は歩いてみる

子供のころよりNHKを見ることがものすごく多くなった。
昔は、母親や祖父母が視聴していたら、NHK以外の番組が視聴したいのに思っていたが、近頃は、NHKを好んで見る。
若者向きのものが非常に少ないと考えていたけれど、このごろは、年配向け以外のものもふえた。
そして、かたい内容のものも好んで見るようになった。
そして、暴力的でないもの番組や子供に悪影響がめちゃめちゃ少ない内容のものがNHKは多いので、子供がいる現在は視聴しやすい。
民放では、アンパンマンでさえめちゃめちゃ暴力的だと思える。
毎回ぼこぼこにして解決だから、私の子供も私を殴るようになってしまった。

涼しい大安の午後に座ったままで
作家の江國香織の文庫本に表れる主役は、誰も狂気に満ちている。
例えば、落下する夕方の華子。
他にも、きらきらひかるの笑子。
あとは、ウエハースの椅子の女性画家など。
江國さんの持ち合わせている性質を、文章にして表現した形なのかもしれない。
徹底してクレイジーなのが、「神様のボート」で登場する葉子。
待っていれば迎えに来る可能性もあるあのひとのために、色々なところに引っ越しをする。
恋人を忘れないで、必ず会えると信じて。
とうとう「ママは現実を生きていない」と、娘に言われてしまうが、彼女には全然響かない。
この部分が、この話の最高にクレイジーなところだ。
実際にウエハースの椅子には簡単に座れないけれど神様のボートには乗ってもいい。
江國香織さんの書く、クレイジーでも魅力的で頼りない主役が大大大好きだ。

蒸し暑い祝日の早朝はカクテルを

あるいつもと違うような内容の業務がやってきたとき「まあ、なんとかなる」と考えていた新米の頃。
当時の自分を含む新入社員みんなが「過ぎればどうってことないよ」などと深く考えずにとらえていた。
そこで教育専門の女性が発した言葉が心に残っている。
「達成に向かって努力をして準備をしたからこそ、過ぎてしまえばなんてことなかっただけ。
よって、この状況のように簡単に構えていて、偶然にも事が大したことなかったという意味は含まれていません。
過ぎてしまえば簡単だったと言う本当の意味は、真逆です。
事前に真面目に学び準備をしたからこそ、力が有り余って、仕事が円滑に進んだと言う事実を言っているだけです。
じゅうぶん仕事をする気になりましたか?
なめてないで早く取り組んでください。」
との事。
そして、みんなそれに向けて全力をそそぎしっかり収めきることができた。

具合悪そうに熱弁する妹と私
名の知れた見学スポットである、斑鳩寺、つまり法隆寺へ訪れた。
法隆寺式の伽藍配置も思う存分見せてもらって、五重塔、講堂も見学できた。
博物館で、国宝にも指定されている玉虫厨子があり、考えていたよりも小さなものだった。
このお寺についてを勉強するにはおそらく、多くの時を欲するのではないかと感じている。

手裏剣


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